パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンと並び、世界三大時計ブランドと称される「オーデマ・ピゲ」その中でもコンプリケーションのパイオニアとして、ブランドの伝統的な価値を体現しているジュール・オーデマをご紹介いたします。
1875年に時計職人のジュール=ルイ・オーデマが創業して以来、現在まで一貫して創業者一族によって守り経営されるオーデマ・ピゲは常に創造的であり革新を続けてきました。
そして先に独立していた友人のエドワール=オーギュスト・ピゲを誘い1881年に自社ブランドを立ち上げました。
左:ジュール=ルイ・オーデマ 右:エドワール=オーギュスト・ピゲ
そして、技術と経営の責任者であったジュール=ルイ・オーデマはミニッツリピーターや永久カレンダーを搭載した複雑時計を次々と発表していきました。
スポーツラグジュアリーの傑作として輝く「ロイヤルオーク」とは対極にある、クラシカルで落ち着いた佇まいの、そして創業者の名を冠した「ジュール・オーデマ」はオーデマ・ピゲの時計技術が集約しているのです。
時計好きの中でドレスウォッチと言えば、パテック・フィリップの「カラトラバ」が挙がるでしょう。
しかしジュール・オーデマも決して引けを取らない、クオリティとポテンシャルを持った時計なのです。
ジュール・オーデマ スモールセコンド
〈製造終了モデル〉
Ref.15056OR.OO.A088CR.01
・素材:ピンクゴールド
・文字盤:シルバーカラー
・ケースサイズ:36mm
・厚み:7.7mm
・ムーヴメント:手巻きキャリバー3090
・防水性能:20m
バーインデックスのシンプルなフェイスが多い中、世界地図のロビンソン図法の様な文字盤装飾とそれに合わせた変形アラビア数字が特徴的なデザインです。
図:ロビンソン図法
ケースサイドは丸みを帯びた形状で、視覚的に薄く見せる効果があります。
携帯時計の原点とも言える懐中時計を踏襲したその形状は、伝統を重んじるジュール・オーデマの特徴です。
ブランド創業者の名前が記されたケースバックはムーヴメントの大きさと同じにくり抜かれているスケルトン仕様で中身をじっくりと堪能できます。
リューズ操作で数個の歯車を介してゼンマイを巻き上げる様子が直接目で見られるのはシースルーバックならでは。所有者のみの特権ですね。
ブランドの基幹キャリバーとして、手巻きCal.3090、自動巻の名機Cal.3120(現4302)、ウルトラシン用Cal.2120系などがあります。
どちらも薄型を極めるため、部品の厚みや部品同志のクリアランスを最小限に抑えられています。
設計と技術力の高さを感じられます。
とても美しいラウンドのドレスウォッチ、36mmというサイズ感もビジネスシーンにフィットすると思います。主張を内に秘めたこのモデルを是非お手に取ってご覧ください。
詳しくはコチラ